【内緒で買える】 床屋のおばちゃん 【1188will270】
それは、学園最後の夏休み。いつものようにメリケン爺と話している時だった。「一平、自分はいくつにならはった?」「え? 先月で18歳になったけど」「ほうかほうか。もう18になったんか。ほな、バーバー三崎の ‘大人のサービス’ が受けられ年齢やな」「大人のサービス?」「そうや。バーバー三崎にいって ‘男前にしてください’ と言えば受けられる特別なサービスや」「特別な……サービス?」そんなやりとりがあってから、オレは床屋のおばちゃんのことを ‘オンナ’ として意識し始めることに……。明日にも無くなってしまいそうな小さな漁村。そこがオレが生まれ育った村。港と反対側にある丘の一番上には、廃屋と潰れた映画館とオレの行き着けの床屋 『バーバー三崎』 がある。小さい頃からずっと顔なじみの床屋のおばちゃんは、たしかオレのお母ちゃんと同じぐらいの歳だった。ほんとにお母ちゃんだと思ったこともあるくらいだ。そんなおばちゃんが、ここで大人のサービス……? ほんとうに? ほんとうなのか? メリケン爺…… お母ちゃんみたいにやさしいおばちゃんが……?でも、もうオレは自分の気持ちを抑えきれない。「おばちゃん、オレを男前にしてくださいっ!」とうとう言ってしまった。 おとなの階段を昇る魔法のコトバを。「コンビニ受取」対象商品です。詳しくはこちらをご覧ください。