【内緒で買える】 保健室のセンセーとシャボン玉中毒の助手 【2208apc13619】
●あらすじ「ねえ、蒼空」「送り人って、魂人にとっての保健の先生なのかもしれないわね」風見蒼空は、麦わら帽子を首に下げ、いつもシャボン玉を吹いている少女、シロバナと一緒に魂人(たまびと)を送るための旅を続けている。魂人とは俗に言う幽霊のことであり、蒼空のような魂人を送る者たちのことを、一部の間で送り人(おくりびと)と呼んでいる。蒼空には目的があった。それは、過去に命を落として魂人となり、今は行方不明となっている姉を探し出すこと。親代わりに育ててくれた最愛の姉を、自らの手で幸せに送り還すことだった。そして、この春。蒼空とシロバナは、旅の途中で彩香町(さいかちょう)を訪れる。タンポポ畑と天然温泉を観光資源としている、のどかな田舎町。この町には多くの魂人が集っているのだと、知人から教えてもらった。その魂人の中に、もしかしたら姉がいるかもしれない。蒼空は温泉宿に泊まりながら、滞在費を稼ぐために送り人の技術を活かし、知人が学園長を務めている彩香女子学園(さいかじょしがくえん)で臨時の養護教諭として働くことになる。保健室の先生として、女学生たちと触れあいながら。カウンセリングの一環として、親身に悩みを聞きながら。蒼空は、相棒のシロバナと共に、学園で起こる様々な事件を解決することになるのだった。タンポポの花言葉は、真心の愛。そして、別離――――●用語解説○魂人(たまびと)幽霊のような存在。魂人は通常、人の目には映らない。だが、長く現世に留まっていると、姿が見えるようになる。魂人は生前の記憶を忘れている場合が多く、そのため自分を普通の人間だと勘違いしてしまうことがある。人間たちと共に暮らしていた魂人が還ると、神隠し(かみかくし)と呼ばれることがある。○送り人(おくりびと)魂人を送り還すことを生業としている者。送り人の存在は世間一般には伝わっておらず、魂人の存在もまた知れ渡っていない。公にはなっていないが、国家公務員のひとつに数えられている。○奇跡(きせき)魂人が持つ不思議な力で、自然現象を操ることができる。操作できる自然現象の種類は、魂人によって異なる。生前に叶えられなかった心残りによって、その種類が決まると考えられている。○捧げ物(ささげもの)魂人が奇跡を使うために、事前に捧げる行為のこと。捧げ物の種類は、総じて本人の嫌いな行為であり、生前のトラウマが関係していると考えられている。○流派(りゅうは)送り人には、全10種の流派がある。「榊(さかき)・幣(みてぐら)・杖(つえ)・篠(ささ)・弓(ゆみ)・剣(たち)・鉾(ほこ)・杓(ひさご)・葛(かずら)・無採(むとり)」流派によって魂人に対する考え方が変わり、魂人を送るための神具や祭具、方法も変わることになる。そのため、友好関係にある流派、敵対関係にある流派など、送り人の間では派閥争いが存在する。 ※この商品は2020/10/30以降、ご予約注文の分割・まとめやキャンセルができません。 「コンビニ受取」対象商品です。詳しくはこちらをご覧ください。ご注文前にこちらの商品もチェック!保健室のセンセーとシャボン玉中毒の助手 限定版